バレエ公演レポート

NEW 2024.3.14 更新

~感動の舞台~

バレエ公演REPORT


 

MARTY PRESENTS

Ballet GALA CONCERT vol.28

 

2024.3.9(土)

カルッツかわさき

 

 

 バレエやダンスを愛する多くのダンサーの輝ける舞台として開催され続けている、マーティ主催「みんなのバレエガラコンサート」。出演者、観客の皆様ともにバレエやダンスへの興味を深め、文化体験のきっかけ、そしてバレエ・ダンス文化普及を目的に、日本各地にて数多く開催しています。28回目となる今回は神奈川県「カルッツかわさき」にて開催いたしました。 

 

 今回のバレエガラコンサートでは、第1部、第2部はかわいらしいこどもバレリーナから大人までの一般ダンサーの方が参加。「眠れる森の美女」「ライモンダ」「バヤデール」そして「ロミオとジュリエット」など、バレエクラシック作品の代表作などが多く踊られ、たくさんの演目のハイライトを贅沢に楽しめる舞台となりました。パ・ド・ドゥも多数あり、見ごたえある様々な演目を鑑賞することができました。

 また、第3部は、プロフェッショナル枠としてのプログラムとなっていました。新国立劇場バレエ団、NBAバレエ団、東京シティバレエ団やフリーで活動されている多くのダンサーのみなさんがそれぞれの個性を活かした作品を披露。バリエーションやパ・ド・ドゥ、バレエ作品の抜粋など、観客を飽きさせない様々なシーンが繰り広げられました。

 

 中でも、マーティバレエダンサーズからは3つの作品が披露されました。メンバー数名で演じた「エスメラルダ」からの抜粋は、タンバリンを持ちながらの妖艶で華麗なパ・ド・ドゥが印象的でした。二人の気持ちの駆け引きやエスメラルダの悲しみなどがよく伝わり、そしてその二人を取り囲むタンバリンを持ったダンサーたちの華やかな踊りも相まって、キャラクターダンスの面白さに作品の力強さと美しさが合わさった素敵な場面となっていました。

 『リーズの結婚』からの「ラ・フィーユ・マルガルデ」のパ・ド・ドゥは、軽快なリズムと可愛らしさ、シャープな動きのミックスが心躍るような時間を観客に感じさせました。

 また、マーティバレエダンサーズが以前のガラコンサートでも披露していた作品『ガイーヌ』からは、今回パ・ド・ドゥが踊られました。『ガイーヌ』は、黒海とカスピ海に挟まれ多民族文化が栄えているカフカス地方を舞台にした作品で、初演はロシアにて1942年という歴史あるバレエでありながら、日本でなかなか鑑賞の機会が少ない作品の一つと言えるでしょう。マーティバレエダンサーズの得意とする作品として、今回も発表されました。パ・ド・ドゥでは、民族衣装を感じさせる印象的な衣装も楽しめ、ロマンス作品の醍醐味ともいえるアダージオの滑らかな動きがきれいな作品でした。

 

 その他、マーティプレバレエコンクールvol.15での上位入賞者7名のジュニアダンサーの皆さんの出演もあり、会場を盛り上げてくださいました!

 

 第1部から3部まで、ボリュームもあり、様々な内容に富んだコンサートとなっていました。このコンサートの一つの試みである若手プロダンサーの活動支援としても、創作作品の発表や新しいジャンルへの挑戦、ご自身の宣伝活動などダンサーとしてさらなる発展、レベルアップに繋がる舞台となっていたと思います。

 

一方、参加した子供達やコンクール受賞者たちも、プロダンサーと同じ舞台に立ち、その踊りを間近で見られることは、なかなかできない貴重な経験と大きな刺激にもなったと思います。

 

 今後とも、バレエを愛するすべての方のため、出演側も観客側も一緒に楽しめる、そんな有意義なマーティガラコンサートを期待したいと思います。

 

 

 

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 【今後のガラコンサート】

 マーティの舞台は、多くの方々に文化芸術活動を楽しんで頂きたいという思いから始まっており、参加者をキッズ、アマチュアからプロフェッショナルまで広く募っています。様々なスタイルの舞台作品への参加、個人や団体としての文化芸術活動の発表の場としてご利用頂けます。当日は場当たり、ゲネプロを通して舞台上でリハーサルできる時間がきちんと確保されているところも先生方、出演者の皆様に喜ばれております。そして、本格的な舞台スタッフによるサポートがあるため、初めての舞台で不安のある方から、舞台活動をより広め、告知していきたいプロのダンサーの方々にとっても貴重な機会となっております。出演者ご紹介のプロフィール作成、演目・作品紹介などを、Ballet Gala Concert WEBサイトや当日の会場にてご用意もしておりますので、是非マーティの舞台活動に参加してみてはいかがでしょうか?